ロンドン市長、労働党に復党――6月の市長選で再選有力

http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20040107D2M0602607.html

【ロンドン=横田一成】英労働党は6日、首都ロンドンのケン・リビングストン市長の復党を認めた。市長は2000年の市長選で党内の候補者争いに敗れた後、無所属で出馬して当選、党から除籍されていた。今年6月の市長選での再選が有力視されており、労働党側が折れた形だ。

 労働党幹部は同日、約三十分にわたり市長の「面接」を実施、ブレア政権への支持などを確認した。ブレア首相も「以前に同市長(の当選)はロンドンにとって大きな不幸になると述べたのは、間違った見通しだった」と認めた。市長はブッシュ米大統領を「人類にとって史上最大の脅威」と表現するなど過激な言動で知られる。