31日トーア紡が高値更新、優先株発行で体質強化

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トーア紡コーポレーション <3204> が買われ、3月25日に付けた高値116円を更新した。前日30日に優先株の発行を発表した。野村証券を割当先として第3者割当方式で5億円の優先株を発行する。この優先株については当初は転換価額111円で普通株式への転換が可能になる。ファイナンスは将来的な発行株式数の増加につながるが、資金調達により体質が強化されるとの観点から買いが先行している。

3月には株価が低位に位置する企業によるファイナンスが活発な状況となった。日本金属工業 <5479> は22日に転換社債新株予約権付き社債20億円(転換価格158円)を野村証券への割当で発行すると発表した。また、23日には中山製鋼所 <5408> が円貨建転換社債新株予約権付き社債30億円(同308円)の発行を発表している。日金工の株価は発表後の23日、24日の2日間で30円高、中山製鋼も発表翌日の24日に21円高と値を飛ばした経緯がある。このようなファイナンスに対する株価の好反応を受け、財務体質の改善を目指す企業が証券市場の活況を活用して資金調達に動くケースが増えそうだ。(S.K)(ラジオたんぱ

野村証、トーア紡の優先株5億円引き受け=8.4%の潜在筆頭株主
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