カナダ総選挙、与党・自由党が優勢

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040629AT2M2901U29062004.html

　【オタワ＝山下真一】カナダ下院総選挙の投票が28日行われ、即日開票された。米東部時間29日午前零時（日本時間午後1時）時点で全308議席の大勢が判明。マーティン首相が率いる与党・自由党が135議席前後と第1党の座を確保し、野党・保守党は90議席台にとどまることが確実になった。ただ、自由党は過半数には届かず、少数野党の新民主党（ＮＤＰ）との連立政権の可能性が高まった。

　下院総選挙は小選挙区制で今回から7議席増え308議席を争い、最大議席数を持つ政党の党首が首相になる。

　自由党はオンタリオ州など支持基盤のある東部地域で票を伸ばした。党首のマーティン首相は、選挙戦で一貫して、無料の医療を提供する健康保険制度の維持を訴えた。1993年10月の選挙で大勝してから約10年間、安定与党の座を守ってきたが、今回はクレティエン前政権時代の裏金疑惑のダメージが響き、保守党の追い上げにあった。カナダ総選挙は歴史的にリベラル、保守の両政党を中心に展開してきたが、今回は第三勢力の躍進が顕著。

カナダ総選挙、自由党過半数割れも第１党は維持
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040629id21.htm
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20040630k0000m030109000c.html
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004062900163&genre=E1&area=Z10
http://www.asahi.com/international/update/0629/007.html
Minority rule beckons for Canada
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/3848741.stm