地元企業の中間決算 ヤマシナ

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004112900181&genre=B4&area=K10

 ■8期連続の中間赤字

 主力のねじ部門の売上高は、前年同期比0・2%増。締結機器・部品部門は低調で同14・6%減となった。営業利益は黒字だが、増資関連費用の計上や減損会計の早期導入による特別損失12億61000万円の計上で経常、中間ともに8期連続の赤字となった。

 通期は厳しい市場状況が続くとみて減収ながら、高採算商品の販売拡大で赤字縮小を見込む。

 ■佐々木正ヤマシナ専務兼総務部長の話

 通期で約40億円の累積赤字を見込むが、資本準備金の取り崩しや減資で一掃する。米国の不採算の旅行会社の持ち株売却も視野に入れ、来期から財務は改善する。