ルーマニア議会選、与党が優勢・大統領選は決選投票へ

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041129AT2M2900329112004.html
ルーマニア選挙、与党が勝利へ
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/041129-181612.html
ルーマニア総選挙、与党優勢も連立政権の見通し
http://www.asahi.com/international/update/1129/003.html

 ルーマニアで28日、上下両院の総選挙と大統領選が実施され、現地の出口調査によれば、ともに与党の社会民主党が優勢となっている。

 総選挙では社民党が約40%を得票してリードしているが、過半数には達しそうにない。これまで同様の連立政権となる見通しだ。一方、野党の民主党と国民自由党中道右派連合は、得票率の合計が35%となっており、前回の総選挙から得票を大幅に伸ばす勢いだ。開票結果の確定は29日以降になる見込みだ。

 大統領選では、退任する社民党のイリエスク大統領の後任にナスタセ首相が立候補し、出口調査では得票率約41%でリード、民主党のバセスク党首が約35%で2位につけた。開票の結果、過半数を獲得する候補者がいなければ、規定により12月12日に両者で決選投票が行われることになる。

 ルーマニアは07年の欧州連合(EU)加盟を目指しているが、その障害となる汚職体質について、EUからもたびたび改善を求められており、今回の野党躍進の一因ともなったとみられる。極右政党を除き、与野党ともEU早期加盟では一致している。

Fraud concern over Romania vote
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4049061.stm